モンスターハンター Wildsディレクターの徳田優也氏は、Street Fighter 6とのコラボイベントを含む5月28日配信のVer.1.011アップデートの詳細を公開した。
最新の「ディレクターズレター」で徳田氏は「新鮮なコンテンツを提供すると共に、ゲームプレイシステムを洗練させ楽しさを向上させる」ことをアップデートの目的と説明。特に注目は「Street Fighter」シリーズの伝説的キャラクター・豪鬼が特別な挑戦者として登場することだ。彼のフルアーマーセットとレイヤードアーマーを解鎖可能で、装備すると「Assisted Combo Akuma」「Drive Impact」「 Gou Hadoken」の3つの特別な戦闘スキルが使用可能になる(詳細はモンスターハンター公式サイト参照)。
新たな挑戦が待ち受ける
このアップデートでは、ハンターレベル41以上で挑戦可能なゴア・マガラ、レイ・ドウなど強力な8スター亜種モンスターが追加。これらの強化版は体力上昇・負傷耐性向上・マルチプレイ用の調整が施されている。徳田氏は特に「歴戦のゴア・マガラはベテランハンターでも極限の試練」と指摘。また高難度の多モンスター討伐任務の出現頻度も上昇する。
武器バランス調整では、ハンマー、狩猟笛、ガンランスのチューニングに加え、ライト/ヘビィボウガンの性能改善が実施。アーティアンガンランス武器には特定のステータス強化が行われる。「一部武器はパラメータ削減もあったが、全体的に各武器種で新たな戦略的可能性が広がった」と徳田氏。特にハンマーと双剣のユーザー向け改善点を強調した。
快適性向上の改良点
アップデートでは以下のゲームプレイ改善を実装:
- グランドハブとスジャに新たな休息エリアを追加(破壊されたポップアップキャンプを復活)
- ストレージ満杯時のアイテム管理を合理化
- 食事効果の残り時間表示を改善(10分前警告追加)
- 重要な通知を優先する最適化された警告システム
一新された環境生物トラッキングシステムでは、ウィンドワード平原で捕獲した生物のサイズ/体重記録をカタログ化可能。新たな「お気に入り」機能で、ストレージ制限を超えても特別な個体を保存できる。「各生物には個性があるので、お気に入りを収集してほしい」と徳田氏は語った。
Steam版向けのパフォーマンス最適化と共に、8スター任務の報酬が増加。釣りアクティビティのギルドポイント配分も調整された(具体的な数値は非公開)。
カプコンの最新フラッグシップ作である『モンスターハンター Wilds』は、過酷な荒地と豊かな生息地が動的に変化する生きている生態系を表現。当サイトのレビューでは8/10を付け、洗練された戦闘を称賛する一方で難易度曲線の低下を指摘している。
関連する発見として、プレイヤーがエモートで攻撃を回避する様子をご存知だろうか? この創造的なテクニックはゲームの創発的プレイ可能性を体現している。