任天堂の待望作『ドンキーコング バナンザ』のデモ版が、全米のショッピングセンターにあるSwitch 2キオスクに登場。DKシリーズの豊かな歴史におけるこの新作の位置付けを確認し、発売前に直接ゲームプレイを体験しよう。
デビュー前から高まる『ドンキーコング バナンザ』への期待
店頭展示ユニットで独占デモを公開
7月の発売を控え、ウォルマートやターゲットなどの大手小売店のSwitch 2キオスクでプレイアブルデモが開始。6月20日にZiaMonic231がRedditで投稿した内容では、10分間のデモ体験と任天堂の新型Proコントローラーの機能が確認された。
この早期体験を受け、ファンからはデジタルデモ配信の可能性についての憶測が飛び交っている。ただし任天堂は『マリオ』や『ゼルダ』などの看板タイトルでeShopデモを避ける傾向がある。熱心なファンたちは正式リリース前のSwitch 2早期アクセスを期待している。
『スーパーマリオ オデッセイ』の前日譚となる可能性は?
6月18日の『ドンキーコング バナンザ』Directでは、13歳のポーリンがDKの相棒として紹介され、『スーパーマリオ オデッセイ』でニュードンクシティ市長として登場する大人のポーリンとの時系列的関係に疑問が湧いた。ゲームのプロットはDKがポーリンを地表へ帰す手助けをする内容——『オデッセイ』で彼女が無事帰還したことは既知の事実だ。
この前日譚的な関係性は、アーケード版オリジナルでポーリンがDKの誘拐被害者だったという複雑な歴史を踏まえ、ファンの興味をかき立てている。『バナンザ』はこれらの古典的関係性に新たな文脈を提供するかもしれない。
「DKラップ」制作者が予期せぬ採用に反応
作曲家のグラント・カークホープは、『バナンザ』のプレゼンテーションで「DKラップ」が使用されたことに驚きを表明。6月19日のEurogamerインタビューで、彼はこの「悪名高い」作品が予想外に復活したことについて、当初の不評と現在の人気を対比させながら冗談を交えて語った。
カークホープは、2023年の『スーパーマリオブラザーズ ムービー』での突然の登場と同様、今回も楽曲使用に対するクレジットが記載されていないことを明かした。任天堂の所有する楽曲に関する複雑なクレジット方針について説明している。
音楽は『バナンザ』のゲームプレイで中心的な役割を担い、DKの変身を発動したり象徴的なラップ曲を含んだりする。プレイヤーはポーリンの歌や他のトラックを楽しめる専用ジュークボックスを利用できる。
『ドンキーコング バナンザ』は2025年7月17日にNintendo Switch 2で独占発売予定。DKシリーズのこのエキサイティングな新章に関するさらに詳しい情報にご期待ください。